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もっと気楽に

前回、言葉で伝えることに限界を感じている、と書いたら、「大家でもあるまいし、何を寝ぼけているのだ!」と言われた。そのとおりである。私は文豪でも、大先生でも、ない。何様でも、ない。

でも、自分の書いた文章を掲載した雑誌を販売しているとなれば、かなり気がとがめる。
この程度で、お金をもらっていいのか、と気が引ける。

普通は書けば書くほど、うまくなるはずなのに、私は書けば書くほど、うまさから遠ざかっているような気がする。もっと気楽に、自然体で書いたらいいのかもしれない。しかし、そう意識すれば、返ってぎこちなくなってしまう。

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苦痛

最近、文章を書くのが苦痛で、苦痛で……。
だからつい、この日記も休みがちになる。
言葉で伝える限界を痛感している。

文章で、すべて表現できるはずはない。正確に伝えられるはずはない。それは分かっているんだけど……。

そこで、改めて「文章読本」などを取り出してみるが、「文章がうまくなるためには、名文を読むことです」なんて、問答のようなことしか書かれていない。

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破れたドア

午後、強風や雷が、日本列島をなぎ倒すように疾走したらしい。らしいというのは、仕事で終日室内にいたので実感がないから。まさに「風神雷神」!

夜、いつもの駅に降りると、強風に突かれて身震いした。改札を出てしばらく行くと、帰宅途中の人びとが三重ほどの輪になって、駅舎の出口を取り巻いていた。

「血が出てる!」「いつもは開いているドアを、こんな風に閉めるから、ぶつかるんや」
よくは見えないが、人が倒れているようだ。その周りを駅員がへっぴり腰で、割れたガラスを集めながら掃いている。
強風を避けるために閉められていたガラスドアに、帰宅を急ぐ人が勢いよくぶつかったのだろう。それにしても、このガラスの割れ方は尋常ではない。軽いケガですめばいいのだけど。

危ないなぁ。近視の私もやりかねない。よく磨かれたガラスには、くれぐれも注意しよう。

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今晩のルルちゃん

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こんばんは! ルルです。
お久しぶりです。

うちは、毎晩、ソファに陣取って、テレビを見ています。
せやけど、阪神弱いね。
あぁ、もう、ため息がでるわぁ。
悪夢やわ、弱い弱い阪神に逆戻りや。

巨人は昨年みたいに「ペースメーカー」やない。
本気やわ。

野球もおもしろないし、寝ることにするわ。
つまらんなぁ・・・お休み!

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いつまでも向学心?

前回の日記、読み返していやになった。
わたし自身の陰湿な優越感と、傲慢さがプンプン臭っている。

いいやないの、大人がドリルやろうが、ぬりえをやろうが、本人の自由やん。他人のアンタに文句言われることないやん。そんな声が聞こえてきそうだ。

いくつになっても、呆けないように前頭葉を動かし、脳を鍛えるのは良いこと。そのうえ、古典も覚えられるなんて、一石二鳥やわ。

ごもっともです。

今日、仕事が終わってから、職場の近くの書店に寄った。ビジネス街なので、先日の郊外の書店ほどドリルやぬりえは目に付かなかった。
代わりに、さまざまな「新書」が誇らしげに平積みされていた。「新書」は最近の売れ筋だもんね。
手っ取り早く知識を得るために、私も新書をよく買う。これだって、ドリルやぬりえを買うのとあまり変わらない。ブルーバックス新書 は「大人のための算数練習帳」を出している。結構、話題を呼んでいるようである。

何歳になっても向学心を持つのはいい。その向学心がどんな「学」に向かっているかは少々気になるが、個人の勝手と言われれば、そのとおりと答えるしかない。

大人になってぬりえをする人、算数に挑戦する人、古典をなぞりながら覚える人、英会話を学ぶ人、そして私のように、どうしたら文章がうまくなるかを考える人……いろいろな人がいるから、世の中はおもしろい!? 「脳を鍛える」という言葉はちょっと怖いけど……。

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ボケ防止?

「大人のドリル」とか「大人のぬりえ」とかが、流行っているとは聞いていた。でも、こんなに“占領”されていたとは!
自宅近くの書店に入ると、そんな本?ばかりが、入ったところに平積みされていた。「なぞる古典」も流行っているらしく「奥の細道」や「枕草子」も、子どもの絵本のような装丁で並んでいた。

わぁ、なんとなく、いやな感じ。
何がイヤかというと、ボケ防止グッズというのが見え見えだから。誰だって(一部の例外は除いて)、呆けるのはいやだ。できるものなら、最期まで、今のままの私でいたい。
ボケを恐れる人間の弱さにつけ込む商魂には、清少納言もびっくりだろう。
そして、これらの商品は、ちっぽけな知的好奇心も満足させるのだろう。

これらのグッズを眺めていると「そこまでするかぁ。人間って、つくづくアホやな、悲しい生き物やな」と改めて考えた。

でも「ダヤン」のぬりえは、ルルに似て可愛かったけどね。

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